施用量

 作物の多くは微酸性を好むのもが多いが好適pH、耐酸性の度合いは作物の種類によって異なります。以下に記載してある作物はpHを1ポイント上げるのに苦土石灰がどれくらい必要かの施用標準量(kg/10a)です。あくまでも目安の為、地域や土壌によって差があります。最寄の農業改良普及センターにお尋ねいただいてご使用ください。また、土壌測定診断値などのない圃場ではその地域の栽培ごよみを参考に施用量を決めるのが次善の策です。下記紹介作物以外にも、多くの根菜・葉菜・花卉・果実・飼料作物等幅広く使用されております。

作物名

好適酸度

最適pH領域

苦土石灰の施用
標準量(kg/10a)


小麦
6〜7 6〜6.5 140〜180

お茶
4〜4.5 4〜5 120〜160

トマト
6〜7 6〜6.5 120〜160

ほうれん草
6〜7.5 6.5〜7 180〜220

白菜
6〜7 6〜6.5 140〜180

にんじん
6〜7 5.5〜6.5 140〜180

レタス
6〜7.5 6〜6.5 160〜200

きゅうり
5.5〜7 6〜6.5 120〜160

大根
6〜7.5 5.5〜6.5 140〜180

玉ねぎ
6.2〜7.5 5.5〜6.5 160〜200

ねぎ
6〜7.5 6〜6.5 160〜200

大豆
5.5〜7 6〜6.5 160〜200

みかん
5.5〜6.5 5.5〜6.5 140〜180

5〜6 5〜6 140〜180

5.5〜6.5 6〜7 140〜180
(「地力保全基本調査に基づく土壌管理方針に準じた資料」より)